保険よりもたいせつなもの

スピリチュアル
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みなさんは、今までに大きな困難にみまわれたことがありますか?

大病をしたことがありますか?

 

 

生きていれば色々なことがあると思います

嬉しいこと、悲しいこと、幸せなこと、寂しいこと。。。

嬉しいときや幸せなときは

親しい誰かと分かち合うことで、

それらの感情も増しますよね。

 

そして、悲しいときや寂しいときに

誰かがそばにいてくれるだけで

ずいぶん気が楽になりますよね。

 

この誰かが「寄り添ってくれること」は

人生で欠かせない大切なことなのです。

 

若くて健康で何でもバリバリできるうちは

きっと他人がうっとおしく感じるかもしれませんね。

私もそうでした。

だれも、自分が困難な目にあうか

大病をわずらうなんて考えもしません。

いつまでもこの状態が続くのだと錯覚してしまいます。

 

自分だけは年をとらないし、

たとえ年をとっても健康で思考能力もすぐれていて

お金もあって、なんでも自分一人でできると

勘違いしてしまうのです。

 

人生で一度もそのような困難にあわなくてすむのなら

それほどいいことはありませんが、

(それでも困難な目にあうことにもいい面もありますが)

自分が困難にあった時、

または病気で苦しんでいるときに

どれほど人に寄り添ってほしいかに

ようやく気付くことになります。

 

私は今まで数えきれないほど病気になって入院し

苦しい検査や手術をうけてきました。

その度に母が付き添ってくれたのですが、

これほどありがたいことはないと思いました。

 

普通の人なら

「何かあったら看護師さんをよべばいいんじゃないの」

と思われるかも知れませんが、

彼らは仕事で看護師をしています。

それぞれの仕事があり忙しいので

医療的なケアはしてくれますが

個人的なケアまでは対応しきれません。

 

たとえば、背中がかゆいとか、腰が痛いと言っても

「先生に伝えてお薬をだしてもらいましょうね」と言われます。

 

看護師さんによっては背中をかいてくれたり

腰をさすってくれたりもしてくれますが

それでも、ほんのわずかの間だけです。

そして、そのことで何度も看護師さんをよぶことはできません。

 

 

たとえば、手術の翌日は体がとてもしんどいです。

手術によっては翌日は起き上がってはいけないと言われます。

手術を受けたことのないひとは

「しんどいなら寝てればいいんじゃないの?」

と思われるかも知れませんが

ただ寝ているだけでしんどいのです。

 

体を動かせないことは

人間にとって最もつらいことの一つなのです。

その上、体が管や点滴につながれていて、

寝ていても自由ではありません。

首や肩が凝ってきたり、腰が痛くなったり、もうどうにもなりません。

 

脱力感のためにしゃべれないこともあります。

そんな時、私の母は何も言わなくても体をさすってくれたり

体位を変えてくれたり、手を握ってくれたりして

いつも私に寄り添ってくれました。

 

心からあなたのことを愛してくれる人だけが

最終的にはのこって

あなたに寄り添ってくれます

上っ面だけの付き合いの人は、

病気になってもお見舞いにもきてくれません。

困難な目にあえば、きっとはなれていくでしょう。

 

 

そういう目にあってから

大切な人を探すことはできません。

今、元気で何事もないうちに

ぜひ心が通い合える仲間をみつけ、

また、家族との絆を深めて下さい。

 

何かがあってからでは遅いのです。

家族と疎遠にある人や、家族を大切にできていない人は

今からその関係を変えていってください。

そして信頼できる仲間を見つけて下さい。

それが一番の人生の保険であり

あなたの人生を豊かにしてくれます。