「プレゼント」というと、
何か特別な日に特別なものをもらうことを
思い浮かべると思いますが、
「物をもらう」ことだけにとらわれなければ
私達は毎日たくさんのプレゼントをもらっています。
例えば
・毎日「おいしく食べられる」というプレゼント
→口内炎があったり、歯が痛かったりすると
おいしく食べることができませんね。
・毎日「食事にありつける」というプレゼント
→もし災害などでインフラが途絶えてしまったら
食料を買うことができませんね。
・「学校または職場へいくことができる」というプレゼント
→もし体調が悪かったら行くことができませんね。
・「いつでも歩いて自分の好きなところへ行ける」というギフト
→足に怪我をしたり、骨折したりしたら、
自由に歩くことができませんね。
・「声を出して意志を伝えることができる」というギフト
→もし声が出なくなったら?
声が出せない不安を感じたことがありますか?
数えあげればきりがないほど
私達の生活の中に「プレゼント」がとけこんでいます。
それに気づくことができるがどうかだけなのです。
私達が当たり前にできることが
あたりまえでなくなったとき
それがどれだけ有難かったかを知ることができます。
あたりまえのことに感謝する気持ちを向けられると
毎日、毎瞬が感謝で満たされます。
「感謝しよう」なんて思わなくても
「有難くて」感謝の気持ちがあふれてくるのです。
ちなみに、上記の例は私が全て経験したことで
「失って」初めて気づきました。
もちそん、毎日それらの「失った」ときのことを
思い出しているわけではありませんが
ふとした時によみがえり
今あることのありがたさをひしひしと感じます。
それによって「有難い」と思えるのですから
「失うことの経験」すらもギフト
といえるかもしれませんね。
「感謝を習慣にする」とはよく言われていることですが
口だけで「感謝」と言っても
それでは心は動いていません。
本当にありがたいと思ったときに心は動きます。
その心の動きが大切なのです。