継続は力なり

スピリチュアル

 みなさんは今までに

どれほどこの言葉を聞かれた事でしょう。

「もう分かってるよ」

と思われている方も、もう少し

お付き合いいただけると嬉しいです。

 

この継続するということが

どれほどの力を発揮するかを知ったら

やらずにはいられなくなるでしょう。

 

継続と言っても

やりたくないことを

無理してやり続けるのではありません。

 

少しでも興味がある

やってみたい

○○を達成したい

 

こういうモチベーションが少しでもあるなら

継続する価値はかなりあります!

 

これは少しずつ筋肉を増やしていくのと同じです。

いくら激しいトレーニングをしたからと言って

すぐに分厚い胸板になるわけではありませんよね。

 

それと同じで、一朝一夕に到達するものでもありません。

 

継続するという事は、それをやり続けて

さらに高みを目指していくということなのです。

 

ただ同じことをやり続けるだけでは

何の進歩もありません。

継続しながら、工夫や改善を加えて

より良いものにしていくのです。

 

継続していく過程で

何が起こってくるかと言いますと

それが習慣化します。

 

めんどうくさい

という最初の取りくみ始めた時に起こる感情が

なくなってきます。

毎日、又は頻繁にすることは

習慣化して身についてきますので

それをすることが当たり前の感覚になります。

 

ですから、当面はこの当たり前の感覚になるまで

続けることを目指すのがよいでしょう。

 

すると、続けることが楽になって、

(おっくうでなくなる)

その次には、「新しい事を取り入れてみよう」

「ここを改善してみよう」

創意工夫の意欲がわいてきます。

それをくり返していくうちに

だんだんと高みにのぼっていくことができるのです。

  

そして、気が付いた時には

その道のプロフェッショナルになれたり

当初の目標に到達できるようになったりするのです。

 

 

私はノルウェーに移住する前までは

体力もなく、山の中腹まで到達するのが精いっぱいでした。

それでも、もっと体力をつけて元気になりたいという思いから

できるだけ毎日山へいくようにしました。

山の中には上り坂の小道があり

そこをひたすら登っていくのですが、

初めの頃は息が切れて心臓がドキドキして

すぐに疲れるので

あまり楽しくありませんでした。

でも、森の新鮮な空気

時々野生動物に遭遇する事

鳥の鳴き声

小川のせせらぎ

など森に行く楽しみを見つけて

そのことにフォーカスしているうちに

森へ行くのが日課になりました。

すると、今度は天気が悪くて

森へ行けない日は寂しく感じるようになりました。

だんだん体力がついて慣れてくると

今度はもう少し先へ行ってみようという意欲がわいてきて

ついには頂上までいけるようになりました。

すると今度はもっと高い山へ行こうという気になってきました。

こんなことをくり返しているうちに

1年前では考えられないくらいの高さまで歩けるようになりました。

それも、今までは何度も休憩しながら登った高さを

今では休憩なしでやすやすと登れるようになったのです。

足にもしっかりと筋肉がつき、

心臓も強くなりました。

1年前の私では考えられないほど変わりました。

 

単純に考えてみても分かることですが、

1日に1cmだけすすんだとしても

1年後には3.65メートルも進むことになるのですよね。

何もしないのと、ほんの少しでも

継続してやるのとでは、大きく違ってきます。

英語の勉強をするのでも、

1日に3つの単語を覚えられれば

1年後にはおよそ1000語の英単語を覚えられるのです。

そう考えたら、毎日の積み重ねってばかにできませんよね。

 

コツコツ続けるというと

あまりパッとしないので

やる価値がないように思われるかも知れませんが

いつでも、今、この段階からしか

向上することはできないのです。

成功者も、始めたばかりの頃は

小さな規模で会社を始めています。

やるか、やらないかの違いだけです。