嫉妬心をうまく利用する

スピリチュアル
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誰でも今までに劣等感からくる

「嫉妬心」を抱いたことがあるでしょう。

 

とくに、身近な人に何かいいことが起こった時

「嫉妬心」を感じたことがあるのではないでしょうか?

 

スーパースターのような人には

嫉妬心をいだくことはありませんよね。

なぜなら、スーパースターは自分とは比べ物にならないからです。

 

人が嫉妬する相手は、たいていは身近な人です。

「あいつが昇進するなんて!」

「あの子があの大学に合格したなんて!」

という具合に

見知らぬ人に嫉妬することはありませんよね?

 

結局これは、自分と他人とを比べる

ことから起こります。

 

でも、よく考えてみて下さい。

世の中には自分よりも優れた(ように見える)人はたくさんいます。

そして、自分よりも劣っている(ように見える)人もたくさんいます。

そして、そのどちら側の人達も

それなりの苦しみや試練があるのです。

 

昇進した同期は、自分よりもずっと努力して

仕事や人間関係に尽力してきたのかもしれません。

あの大学に合格したクラスメートは

寝るまも惜しんで勉強してきたのかもしれません。

 

あなたが見た、たったその1面だけを切り取って物事をみると

世の中は嫉妬にあふれた出来事だらけになってしまいます。

でも、あなたが見ていないその裏側には

あなたの知らない努力や苦労がある

かもしれないのです。

 

スピリチュアル的にみると

嫉妬をすると、その嫉妬をしている物事を

自分に起こらせないようにしてしまいます。

 

なぜなら、その物事に対してネガティブな感情があるので

ネガティブな現実=その嫉妬している物事

が起こらないようにはたらくからです。

 

先ほどの例で言えば

昇進に対して嫉妬している(=ネガティブな感情)

→ ネガティブな感情はネガティブな現実を引き起こす

→ 昇進できないという現実

という悪循環にはまってしまいます。

 

それでは、この嫉妬心をどうとらえればよいのでしょうか?

劣等感から嫉妬心がめばえたのですから

その劣等感は、本来自分を成長させくれるために存在している

とうことを知ることです。

 

先ほどのスーパースターの例で説明してみますと

自分とかけ離れた人に対しては

嫉妬心をいだくことは滅多にありませんよね。

それは、自分と比較にならないことをしっているので

スーパースターと自分を比較して、

今の自分に対して落ち込んだり

劣等感を抱くことなどないからです。

 

ということは、嫉妬心を抱く相手は

自分にとってすばらしい見本なのです。

なぜなら、自分がそうなれるかもしれない

又は、そうなりたいと思えるからこそ嫉妬する

からです。

 

例えば、自分が弁護士になりたいと思っているとします。

そこで、あなたの同級生がスポーツ選手になったと聞いて

嫉妬をしますか?

弁護士とスポーツ選手を比べたりしませんよね。

 

もしかしたら、「彼/彼女が成功した

という観点でみれば

嫉妬するかもしれません。

 

でも、その場合はあなたも「成功」したいのです。

それなら、その嫉妬させてくれた相手に対して

「そうか、私は成功したいんだ。

そんな私の願望を思い出させてくれてありがとう」

感謝する気持ちに変わるのです。

 

実は、その嫉妬を向けた相手というのは

あなたに刺激を与えてくれた感謝すべき相手なのです。

 

あなたはもう嫉妬=劣等感=ネガティブな感情

を抱いていないのですから、

あなたの願望を嫉妬によって遠ざけてしまうことはありません。

それどころか、その相手に「感謝」しているのですから

感謝の引き起こすポジティブな現実を見ることになるでしょう。

 

この嫉妬の正体をしってしまえば

あなたはもうその悪感情に悩まされることもなく、

その悪感情からネガティブな現実を引き起こすこともなく

嫉妬をうまく利用して

ポジティブな人生を生きられるようになるのです。