観察力をやしなうには
その土台となる経験を
積み重ねることが必要になります。
言葉を理解するのと同じように
一朝一夕で身につくものではありません。
例えば、日本語で多様される”どうも” は
たった1つだけの意味があるわけではなく
多用された中でようやく、
そのものの意味を知ることができます。
そのためには、ただ日々を漫然とすごすのではなく、
起こった出来事に対して自分なりの分析をして
それを経験としてためていくのです。
例えば、
「欲しいですか?」と聞かれると「はい」と答えやすいですが
「いらないですよね?」と聞かれても「はい」と答えやすくなります。
つまり、どちらでも構わない場合は
「いいえ」とは言わずに
「はい」と言ってしまいがちなのです。
こういう日常の単純な傾向に気づくと気づかないでは
人生に大きな差がでます。
心理学というよりは、人生の処世術といえます。
観察力が鋭くなると、
物事を察知する能力が大幅にアップします。
それを人生で活かすことができれば
あなたの人生はとても豊かになるでしょう。